【東京五輪・野球】韓国監督 4番手投手の乱調に肩落とす「期待した結果が得られなかった」

アピールする韓国・金監督(中)

東京五輪の野球・準決勝の日韓戦(横浜)が行われ、日本が5―3で勝利した。韓国先発の高永表は5回2失点の好投。2番手・車雨燦、続く曺尚佑が無失点でつなぐ間に打線が奮起し、同点に追いつくも4番手の高祐錫が踏ん張れなかった。

勝負を分けたのは2―2の8回だ。先頭・浅村(楽天)は見逃し三振。柳田(ソフトバンク)には安打された。続く近藤(日本ハム)のゴロを一塁・黄載均が二塁に投げて二死目を取ると、二塁・呉智煥はすかさず一塁へと投げた。

ところが一塁ベースカバーに入った投手の高祐錫がベースを踏めず、判定はセーフ。フェアゾーンにオーバーランをしていた近藤に高祐錫はタッチに行き、金卿文監督もアピールして審判によるビデオ判定が行われたが結果は変わらなかった。

なおも二死一塁で村上(ヤクルト)を申告敬遠、甲斐(ソフトバンク)に四球で満塁とされると山田(ヤクルト)に3点適時打を浴びた。金卿文監督は「高祐錫に試合を終わらせてほしかったが、期待した結果が得られなかった」と肩を落とした。

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