NTT西日本の光回線、工事に遅れ  データ移行でシステム障害 熊本など数千件影響

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 NTT西日本は、「フレッツ光」など光回線のブロードバンドサービス工事を受け付けるシステム障害の影響で、回線の新設や移転といった工事に遅れが生じていることを明らかにした。

 システム障害は5月、個人や法人などから注文を受け付けた工事のデータを新システムに移行する作業で発生。熊本県を含む同社管内の約6万件が正常に移行できず、新規注文の受け付けを一時中止した。

 データが移行できなかった約6万件のうち、障害が軽微だった約1万9千件は予定通り工事を完了。残りは申し込み順に客と日程を調整し、順次工事を進めているが、8月に入っても数千件が着工できていないという。システム障害自体は解消した。

 6月上旬までに受け付けを再開した新規工事にも影響が出ている。熊本市の企画会社は8月下旬に引っ越しするため、フレッツ光の移転工事を依頼。だが、システム障害の影響で、工事は早くても10月になると説明を受けた。

 この企画会社の担当者は「電話とインターネットでフレッツ光を利用しており、引っ越し後、すぐに使えないと仕事にならない」と動揺を隠さない。別の通信事業者のサービスを検討するという。

 NTT西日本は「迷惑をかけて深くおわびする。全社体制で対応しており、一日も早く工事完了できるよう努める」としている。(中原功一朗)