幻想的なオブジェの光 島原を彩る 「水まつり」8日まで

番傘オブジェの前で記念撮影する子どもら=島原市、中央公園

 「島原水まつり」が3日夜、長崎県島原市新町1丁目の中央公園などで始まり、オブジェや竹灯籠の幻想的な光が一帯を彩っている。8日まで(ライトアップは7日夜終了)。
 島原の湧水の恵みへの感謝と、1792(寛政4)年の島原大変の犠牲者への鎮魂の思いを込め、島原青年会議所や島原商工会議所青年部などでつくる実行委が毎年実施。昨年は新型コロナウイルス感染拡大により中止した。
 2年ぶりの今回は、ステージイベントなどを取りやめ規模を縮小。主会場の中央公園では番傘約110本を組み合わせたオブジェ(高さ約6メートル、幅約7メートル)が色鮮やかな光を放ち、スマートフォンで撮影する市民らの姿が見られた。市立第三小1年の下田悠斗君(6)は「きれいだし、格好いい」と話した。
 同市新町2丁目の観光名所「鯉(こい)の泳ぐまち」周辺では、湧水が流れる水路のそばなどに竹灯籠約120個が並べられ、清流のせせらぎを聞きながら、観光客らが夕涼みを楽しんでいた。期間中、写真共有アプリ「インスタグラム」に浴衣姿の写真を投稿するコンテストなどもある。

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