【MLB】大谷翔平、親指負傷は「iPad見ていた」 スラ球速UP「患部の感じいい」6勝目一問一答

会見に臨んだエンゼルス・大谷翔平(画像はスクリーンショット)

5回まで無失点「6回は余計な点だったかなと」

■エンゼルス 2ー1 レンジャーズ(日本時間5日・アーリントン)

エンゼルスの大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、敵地でのレンジャーズ戦で、メジャー自己最多を更新する6勝目を挙げた。「2番・投手」で投打同時出場。6回を4安打6奪三振1失点で、6月から自身5連勝。打席では3打数無安打だった。試合後の一問一答は以下の通り。

――痛めた親指の影響は?
「ほぼないですね」

――投球を振り返って。
「球数はいい感じでいってたんですけど、最後にもう1回投げれれば一番良かかったかなという感じかなと思います」

――マドン監督は少し疲れてるように見えたと言っていたが?
「6回は余計な点だったかなと。あのまま2-0で中継ぎに渡せれば、一番良かったのかなと」

――最近26回で四球1つだが要因は?
「その分ヒットは出ているので、その差し引きかなと。ゾーンで攻めてるんで、その結果フォアボールは少ないですけど、ヒットになる確率は多少上がっているかなと」

――3回に暴投でラガレスが二塁から生還
「きょうのMVPじゃないかなと僕は思ってる。それくらい、すばらしい積極的な走塁だったかなと思っています」

三振増に「長打と紙一重の部分もある」

――スライダーが多かったが?
「単純に浅いカウントの真っ直ぐ狙いだなという感じだったので、変化球を打たせて取るという感じでいきました」

――例年に比べて三振が多い。
「長打と紙一重の部分もありますし、甘い球を待っていると今の状況では、ボールでもいいくらいの感じでカウント取りに来る場面が多いんで、無理にそこに手を出す必要はないかなと思ってますし、その結果2ストライク後の打席が多くなるんで、三振も多少増えるかなと」

――スライダーやカットが安定している理由は?
「カットはそんなに投げてこなかったんで、単純に投げる数が増えて感覚が良くなってるという感じかなと。スライダーも球速が多少上がってきているので、肘の状態もそれに応じて良くなってきてますし、最初のうちは球速抑え気味じゃないと制球できない感じだったので、ここにきていい状態にはなっているかなと」

――制球が安定しているが。
「リズムというか、1日1日やることをしっかりやって、同じリズムでマウンドに上がれれば、安定した状態を保てるのかなと。状態が悪いから変わったことするとか、状態がいいからサボっていいということではなく、シーズン通してしっかりやりたい」

――ゲームの中でのテンポ意識しているように見えるが?
「基本的には、バッターひとりひとり打ち取っていくという意識で投げるんですけど、リスクある場面とない場面によって、意識的にやってる分もありますし、勝手になる部分もあるので、今はそういうバランスがうまく取れている方かなと」

――スライダーの球速が上がったということだが?
「単純に患部がほぐれてきている感じかなと。最初の方は怖さもありますし、なかなか難しいのかなというのがあるので、それがTJの難しさかなと。前半よりは今の方が良くなってきてますし、患部的には感じはいい」

――親指にファウルが当たった時は?
「ベンチでiPadを見てたので打球見てなかったんですけど、当たらないような位置はいたんですが、高いバウンドでそんなに強くはないとは思いますけど、爪に当たって血が出た」

――打撃には影響なかったか?
「ピッチングよりは影響が少ないなと思っていましたし、出ないという選択肢はあまり持ってないので、チーム的にも苦しいですし、なるべく出て貢献できるよう頑張りたい」(Full-Count編集部)

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