【レスリング】金メダルを獲得の川井友香子 姉・梨紗子の「姿が見えるだけで力になった」

金メダルを獲得した川井友香子(ロイター)

東京五輪のレスリング女子62キロ級で金メダルを獲得した川井友香子(23=ジャパンビバレッジ)が5日に会見し、メダル獲得の要因を明かした。

歓喜から一夜明け「時間がたつにつれて、少しずつ実感しています。いろいろなテレビ局を回らせていただき、ニュースで自分の顔が映っているのを見て、本当に取ったんだなって」と笑顔をのぞかせた。

ティニベコワ(キルギス)との決勝には、2016年リオ五輪63キロ級覇者の姉・梨紗子も応援にかけてつけてくれた。「(試合の)途中で『見てるよ』という声が聞こえた。言葉ではなく、姿が見えるだけで力になった」と振り返る。

また勝因を聞かれると「(五輪が1年)延期になって、技術だけでなく、フィジカル、気持ちの全てを強化できた結果」と分析。「近くのホテルに家族が泊まっていて、ミルクティー、おにぎり、ベルギーワッフルをフロントに預けてくれたので食べました。いつも試合の時、お母さんが入れるミルクティーを飲み、ワッフルを食べているので。今回も平常心でいられたと思います」と語った。

姉は5日の女子57キロ級決勝に進んでおり、川井友は「アップの相手をすることになっている。2人で金メダルを目指してやってきたので、いるだけで力になれると思う」。今度は姉のサポートに全力を尽くす。

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