「一紅一緑」の果物と野菜は特色ある繁栄産業をつくり出す

「一紅一緑」の果物と野菜は特色ある繁栄産業をつくり出す

AsiaNet 91017 (1796)

【百色(中国)2021年8月4日新華社=共同通信JBN】最近、中国最初のマンゴー産業大会が広西チワン族自治区百色市で開催された。田陽区宣伝部によると、会合ではTianyang(田陽)区とGuangzhou Pilot Food Investment Co., Ltd.が百色市田陽区の果物の総合開発利用プロジェクト(第2期)に関する枠組み協定を締結し、投資総額は5億元である。

広西チワン族自治区西部に位置する百色市田陽区は、中国で最初のマンゴー産地である。冬は温暖で夏が長い亜熱帯モンスーン気候でふんだんな陽光が降り注ぐことから、田陽は「天然の温室」と呼ばれ、果物と野菜が豊富である。非常に恵まれた気候を利用し、田陽区は多大な取り組みにより、マンゴーとトマトの2主要産業を開発した。マンゴーは毎年6月から8月に、トマトは11月から翌年4月にかけて収穫される。「One Red and One Green(一紅一緑)」は農家が継続的に収入を拡大するのに役立った。2020年、マンゴーの総作付面積は40万8000畝(ムー)、生産量は28万トンに上り、主なバルク野菜はトマトで11月から4月まで販売される。2020年、全区の野菜作付面積は39万8000畝で生産量は87万5800トンだった。マンゴーとトマトは同区の2つの柱産業になった。

現在、田陽マンゴーは販売のピーク期を迎えている。マンゴーはTianyang Wholesale Market of Agricultural and Sideline Products(田陽農副産品総合卸売市場)で売れ行きが好調だ。Tianyang Wholesale Market of Agricultural and Sideline Productsは大規模総合卸売市場で、主に果物と野菜の卸売、代理店による購入と販売、共同購入と販売、代理店貯蔵と輸送を扱う。この市場の1日あたりの平均取引量は2000トンで、1日の最大取引量は5000トンである。年間総取引量は70万トンで、取引額は16億人民元を超える。農産品は230を超す中国の大・中規模都市、ベトナム、ロシア、香港およびその他の国と地域に販売されている。この市場は中国南西部で最大の農産品と副産品の卸売市場になり、野菜を南から北へ輸送するための重要な基地の1つになった。それは、中国農業省の指定を受けた「Fresh Agricultural Products Center Wholesale Market(生鮮農産品中心卸売市場)」、中国商務省が確定した「Double Hundred Market Project(双百市場プロジェクト)」農産品卸売市場、および、中国の供給・販売協同組合の主要な大企業である。

eコマースの開発が進む中、田陽はeコマースのネットワークに緊密に依存し、Tianyang Ganjie E-commerce Co., Ltd.を設立し、「Commercial County(商業郡)」eコマースサービスプラットフォームを構築し、「Tianyang Characteristic Market(田陽特色館)」を設立した。それはAlibaba Baise Industrial Belt(アリババ百色産業帯)、Taobao Baise Market(淘宝百色館)、WeChat事業などの構築を支援し、eコマース物流システムを継続的に改善し続けている。2020年、淘宝、JD、Tmall、PDDなどのeコマースプラットフォームを通じて、田陽区のマンゴーはオンライン販売だけで1000万件以上のオーダーがあり、売上高は1億人民元を上回った。2021年にマンゴーが市場に登場して以来、マンゴーのeコマースネットワーク販売の配送量は1日1万件を超え、1日の売上高は約100万人民元である。

ソース:The Publicity Department of Tianyang District

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(写真説明:「一紅一緑」の果物と野菜は特色ある繁栄産業をつくり出す)