【侍ジャパン】韓国メディアが伊藤の〝ロジン問題〟を猛批判「打者が混乱を引き起こす」

韓国との準決勝で好投した伊藤

東京五輪の野球日韓戦における日本代表の伊藤大海(23=日本ハム)の〝ロジン問題〟を韓国メディアが猛追及している。

3番手で登板した伊藤は2回1安打無失点と好投し、日本の勝利に大きく貢献した。しかし試合中から韓国側が、伊藤が滑り止めのロジンを多く付けることに抗議。試合後も韓国では今回の件が大騒動になっている。

韓国紙「日刊スポーツ」は「日本の投手である伊藤が手にロジンを多く付けて投げるせいで打撃妨害になると抗議した」と韓国チームの抗議の理由を報道。「伊藤の手でボールを投げるたびに多くのロジンの粉末が飛び散って打者の視界を妨げるように見えた」と糾弾した。

さらに韓国紙「マイデーリー」は、韓国プロ野球の審判員の見解を掲載。「KBO(韓国野球委員会)の審判は明らかに違反だとの見解を明らかにした」としたうえで「ロジンバッグは指先で軽く握った後で払ってから投げるとの規定が以前はあった。ロジンは、指先をぱんぱんはたいたりユニホームで拭ったり、口でなめるなどしてなくしてから投げることが正常だ。伊藤の投球時を見ると、過度にロジンを手にすり込み、ボールをリリースする瞬間も指に多く付いているため散ってしまいボールの周りが白くぼやけて打者が混乱を引き起こす可能性があった」と違反行為にあたるときびしく追及した。

伊藤は自身のSNSで「僕は手汗が凄く出るので、ロジンを沢山触ります」としてうえで、韓国側が指摘している点についても「打者が見えづらいのであれば、一度、ユニフォームで粉を叩くなど、投手側の配慮も必要だと思いました」と説明しているが、韓国側は敗戦のショックもあり問題が尾を引きそうだ。

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