【新型コロナ】川崎で過去最多658人感染 20代が208人 特養ホームでクラスター

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は5日、10歳未満~90代の男女658人の感染が新たに確認されたと発表した。

 1日当たりの新規感染者数としては7月29、同30日の427人を超え、過去最多となった。市発表の感染者は累計2万783人。

 市によると、届け出の段階で重症者はいなかったという。感染経路不明は498人だった。

 年代別では20代が208人と最多。30代139人、40代100人、50代96人、10代59人、10歳未満27人、60代12人、70代8人、90代5人、80代4人。居住地別では川崎区112人、中原区100人、高津区84人、幸区70人、多摩区68人、麻生区65人、横浜市59人、宮前区58人、東京都15人、藤沢市8人、大和市5人、相模原・茅ケ崎・綾瀬・小田原市が各2人、平塚・横須賀・逗子市と大井町、埼玉・静岡県が各1人。

 市によると、感染経路が分かっている人のうち家庭内感染は110人、陽性者の接触者は50人。うち、川崎区の特別養護老人ホームで職員3人、入居者5人が新たに陽性となり、同施設の感染者は累計10人となった。市はクラスター(感染者集団)と認定し、詳しく調べている。

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