広島は“まん延防止”見送り 知事「埋めがたい溝がある」

広島県が要請していた「まん延防止等重点措置」の適用が見送られたことについて湯崎知事は「埋めがたい溝がある」などと政府の対応を批判しました。

(湯崎英彦知事)

「(政府は)医療がより厳しくなる状況まで待つというご判断で、埋めがたい溝がある」

県内の10万人あたりの新規感染者数はきのう時点で16.3人で県は要請の目安としていた15人を上回ったため重点措置の適用を政府に要請していました。

しかし政府は専門家らによる分科会で福島県など8つの県に追加適用を承認した一方で、広島県の適用を見送りました。

湯崎知事には医療提供体制などの指標がステージ2相当であることからもう少し注視したいとの説明があったということです。

また県は今後さらに感染拡大する恐れがあるとして呉市・尾道市・福山市・府中市を県の集中対策の重点区域に追加しました。

広島市などと同様に酒を提供する飲食店に対し営業時間などの短縮を要請します。

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