大和市長パワハラ疑惑 管理職にもアンケート 市議会特別委、年内公表目指す

大和市役所

 大和市副市長を4月に辞職した金子勝氏(64)が大木哲市長(72)による職員へのパワーハラスメント的言動があったと証言したことを巡り、大和市議会の調査特別委員会(井上貢委員長)が5日開かれ、実態把握のため管理職を対象に職員アンケートを今秋実施することを決めた。

 冒頭、金子氏に送付した質問状への回答が報告された。金子氏は「調査には全面的に協力するつもりでいたが、大木市長の提訴があり、今後の裁判の進捗(しんちょく)に合わせた対応をしなければならなくなった」とし、具体的なパワハラ被害を明記しなかった。

 職員アンケートについては、職員組合が実施したアンケートで対象外だった約130人の管理職に同様の質問項目で無記名で行うことを決定。神奈川県弁護士会の助言を得て用紙を作成し、年内に結果の公表を目指すという。

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