（2021年8月5日、千葉・幕張メッセ）
■女子57kg級優勝・川井梨紗子（サントリーグループ・ジャパンビバレッジ＝前日の妹に続く優勝）「（決勝のあと）最後の１秒まで相手から目をそらさないと決めていました。昨日、友香子にあんな試合を見せられたら、やるしかないと思っていたのでよかったです。プレッシャーがなかったと言えばうそになる。リオデジャネイロのときと比べると、１試合１試合を重く感じていた。ただ、そのプレッシャーが応援になると信じていて、それを抱えることができる精神を持たなきゃと考えたので、何とか戦えました。
（姉妹での金メダルについて）「こんないい日があっていいのかな、と思います。このために長い間いろいろな思いを抱えて、ここまで頑張ってきて、今日は本当にいい日です。
（表彰式のあと）リオのときに、東京オリンピックのときも絶対表彰台に登ると思っていました。それから５年たって、戻ってきたのかなと思いました。ふたりでずっと目指してやってきて、ケンカをすることも何回もあったけど、それでもこうやってこられた。友香子が初優勝して、私も勝たないと友香子は喜び切れないと思った。
一緒にオリンピックを目指すために階級も変えました。平坦な道のりではなかったと思います。楽ではなかったけど、それが報われるための努力があって、今日を迎えられたのかなと思います」
