沖縄の離島、食品薄懸念も 台風の影響で船36便欠航

 沖縄旅客船協会によると5日、台風9号と同日午後に台風10号に発達した熱帯低気圧の影響で本島と周辺離島、鹿児島を結ぶ便など計36便が欠航した。6日は那覇と鹿児島を結ぶ1便の欠航が決定しており、その他は早朝に運航判断する。

 中国大陸沿岸には台風9号もあり、進路によっては欠航が長引き、物流が滞る可能性がある。離島地域のスーパーなどは食料品などの品切れを心配している。

 粟国村で新城商店を営む新城恵子店主は「欠航に備え、住民は前もって買い込みをし始めている。カップラーメンや缶詰などは在庫があるが、6日には品切れするかもしれない。心配だ」と話した。久米島町のドラッグストアモリ比嘉店の知念明日香店長は「4日夕方ごろから客が増え、普段よりインスタントラーメンを買う人が多い」と語った。

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