メッシ退団に至ったバルセロナの「給与上限」、3年で“4分の1”になっていた

今夏のマーケットでバルセロナを退団することになったリオネル・メッシ。その原因となったのは、リーガに設定されている給与制限ルールだと発表されている。

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2013年にリーガの会長となったハビエル・テバス氏が導入したもので、これは過剰な支出を規制するもの。

給与制限の対象となるのは、トップチームの選手や監督、スタッフの給与だけでなく、リザーブやアカデミーの報酬や社会保障などの人件費。また代理人の手数料や移籍金なども含まれる。

各クラブの予算に基づいて限度額が決められており、過剰に経費をかけることを抑制するとともに、より拮抗したリーグにすることが狙いとなっている。

『AS』によれば、バルセロナの限度額はこのような経緯をたどって変化したという。

  • 2018-19:6億3290万ユーロ(およそ820億円)
  • 2019-20:6億7100万ユーロ(およそ869.3億円)
  • 2020-21:3億4700万ユーロ(およそ449.6億円)
  • 2021-22:1億6000万ユーロ(およそ207.3億円)

10億ユーロ(およそ1295.6億円)以上の負債を抱えているバルセロナは、この新型コロナウイルスのパンデミックで極めて大きなダメージを受けており、人件費が収入を超える状況となっている。

移籍マーケットで2億ユーロ(およそ259.1億円)以上の収入を上げなければならない状況であったが、いまのところその25%ほどしか手にできていないそうだ。

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