レッズ・カステヤーノスが戦列復帰 秋山翔吾は出場機会減へ

日本時間8月6日、レッズは7月16日(現地時間)のブリュワーズ戦で右手首に死球を受け、微細骨折により戦列を離れていたニック・カステヤーノスを故障者リストから復帰させた。チームトップの打率.329とOPS.965をマークしている強打者は、早速この日のパイレーツ戦に「3番・ライト」でスタメン出場。カステヤーノスの復帰で外野のレギュラー3人が揃ったため、カステヤーノスの離脱中に出番が増えた秋山翔吾は出場機会を減らすことになりそうだ。

カステヤーノスは今季86試合に出場して打率.329、18本塁打、59打点、OPS.965の好成績をマーク。ドジャースのトレイ・ターナー(打率.322)やパドレスのアダム・フレイジャー(同.314)を上回るハイアベレージを記録し、首位打者レースの先頭を走っている。7月16日(現地時間)のブリュワーズ戦で死球を受けたあと、当初はX線検査により「骨に異常なし」と診断されていたが、痛みが引かないためCTスキャンを実施したところ微細骨折が判明。故障者リストに登録され、2週間以上を欠場することになった。

今季のレッズは左翼ジェシー・ウィンカー、中堅タイラー・ネークイン、右翼カステヤーノスの3人が外野のレギュラーを務めていたが、カステヤーノスの離脱中は秋山とアリスティデス・アキーノの出番が増加。「中堅・秋山、右翼ネークイン」もしくは「中堅ネークイン、右翼アキーノ」という布陣で戦う試合が大半を占めた。秋山は出場した直近7試合で打率.375(16打数6安打)を記録するなど調子を上げていたが、主砲の戦列復帰により出場機会が減少することが予想される。

なお、レッズはこの日、ブレーブスから解雇されてFAとなっていたエンダー・インシアーテとマイナー契約を結んだことを発表。現在30歳のインシアーテは左打ちの外野手で、2016~18年に3年連続でゴールドグラブ賞を受賞した実績を持つ。ここ3シーズンは不振が続いているが、似たタイプの秋山にとってライバルの1人となりそうだ。

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