フィリーズが9回4得点で逆転勝利 首位メッツと0.5差

【フィリーズ7-6ナショナルズ】@ナショナルズ・パーク

フィリーズは2点ビハインドで迎えた9回表に2本のタイムリー二塁打で4点を奪い、7対6で逆転勝利。地区首位のメッツがマーリンズに敗れたため、メッツとのゲーム差は0.5に縮まった。昨季と今季の2シーズン、フィリーズは9回開始時点で2点以上のビハインドを背負っていた試合で0勝49敗だったが、そのデータをはね返す見事な逆転勝利。いい流れで明日からのメッツとの首位攻防3連戦を迎えることになった。

フィリーズはトレード・デッドラインのチーム解体で大幅に戦力ダウンしたナショナルズを相手に苦戦しながらも敵地での4連戦をスイープ。連勝を5に伸ばし、地区首位のメッツに急接近した。3回までにブライス・ハーパーの通算250号アーチとなる18号ソロなどで2点を先制したものの、先発のアーロン・ノラが4回裏と5回裏に合計5失点。7回表にオドゥベル・ヘレーラのタイムリーで1点を返したが、2点ビハインドのまま最終回の攻撃を迎えた。

しかし、9回表にドラマが待っていた。無死1・2塁から二者が倒れて二死2・3塁となったが、J・T・リアルミュートが右中間への2点タイムリー二塁打を放って5対5の同点。ハーパーが敬遠されたあと、今度はリーズ・ホスキンスが左中間への2点タイムリー二塁打を放ち、リードを奪った。9回裏に5番手アーチー・ブラッドリーが1点を失ったものの、7対6で逃げ切り。逆転での地区優勝を目指すうえで大きな1勝を手に入れた。

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