76回目の原爆の日 広島で平和記念式典 

広島は76回目の原爆の日を迎えました。平和公園で行われた平和記念式典に菅総理大臣が総理として初めて参列しました。

平和記念式典には被爆者や遺族の代表をはじめ、83カ国とEUの代表らが参列しました。

広島市の松井市長は平和宣言で、政府に対し核兵器禁止条約の締約国となることを求めたほか、原爆投下直後に降った「黒い雨」をめぐる裁判で国が上告を見送ったことを踏まえ、原告以外の黒い雨体験者への救済を訴えました。

また菅総理大臣はあいさつのなかで、核兵器禁止条約には触れず、黒い雨については原告と同じような事情の人についても救済できるよう早急に検討を進めると述べました。

平均年齢が83.94歳と高齢化が進む被爆者の数は12万7755人で、ピーク時の3分の1ほどにまで減少しています。

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