広島の平和記念式典 菅総理が“読み飛ばし”で陳謝

6日朝に広島市で開かれた平和記念式典で菅総理が一部意味の通らないあいさつを行いました。総理はその後の会見で原稿を読み飛ばしたとして陳謝しました。

6日午前8時から始まった平和記念式典。

菅総理は8時半ごろにあいさつを行いましたが、「日本は非核三原則を堅持しつつ、核兵器のない核軍縮の進め方をめぐっては、各国の立場に隔たりがあります」と意味の通らない部分がありました。

その後の会見の冒頭で「先ほどの式典のあいさつの際に一部読み飛ばしてしまいまして、この場をお借りしましてお詫びを申し上げます」と陳謝しました。

菅総理はあいさつで、核軍縮について核保有国と非保有国の間を橋渡しすることや被爆の実相を伝えてゆくこと、原告勝訴が確定した「黒い雨」裁判について原告らの救済を早急に検討することなどを述べました。

© 広島ホームテレビ