カカオ「ピッコマの日本ウェブ漫画シェアは65%、圧倒的な地位に」 4~6月の業績が過去最高

韓国カカオはウェブ漫画で日本の漫画アプリ市場を席巻し、今年の取引額は1兆ウォン(約960億円)を目標にしていると6日明らかにした。

カカオのベ・ジェヒョン上級副社長は、この日の第2四半期(4~6月)業績発表後のカンファレンスコール(電話会議)において、「カカオジャパンは、今年1兆ウォンの取引額の達成を目標としている」とし、「やや挑戦的ではあるが、日本国内で1位の漫画事業者というユニークな位置に上ったピッコマの自信を示す」と述べた。

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ペ副社長は、「カカオジャパンの《ピッコマ》は、6月の売上高基準でウェプ漫画および既存漫画作品のデジタルスキャンパコミックを流通する日本の漫画アプリ市場においてシェアが65%にまで拡大し圧倒的な地位に上った」と説明した。

彼は「下半期にも積極的なオリジナルの知的財産(IP)の確保とマーケティングにより良い成長を示すものと期待している」と述べた。

カカオは海外コンテンツ事業とタクシーアプリや簡易決済事業などの成長に支えられ、過去最高の四半期売上高と営業利益を上げた。6日に発表された同社の第2四半期連結売上高は1兆3521億9500万ウォン(約1300億円)、営業利益1626億900万ウォン(約157億円)を記録したと発表した。これそれぞれ前年同期比41.9%、66.3%上昇した数値だ。

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