若手最高峰ピアニストのダニール・トリフォノフ、バッハ一家に注目した新作リリース決定

(C) Dario Acosta / DG

若手最高峰のピアニスト兼作曲家として活躍するダニール・トリフォノフが、J.S.バッハとその息子たちの作品を集めたニュー・アルバム『バッハ:アート・オヴ・ライフ』を10月8日に発売することが決定した。

今作では、バッハ書法の究極とも言うべき作品「フーガの技法 BWV1080」を中心に、4人の息子たち<ヴィルヘルム・フリーデマン、カール・フィリップ・エマヌエル、ヨハン・クリストフ・フリードリヒ、ヨハン・クリスティアン>の作品を収録。

また、バッハ一家の思い出の曲や、息子たちの練習曲をスクラップブックの様に集めた作品「アンナ・マクダレーナ・バッハの音楽帳」も収録し、アルバムを通してJ.S.バッハの家庭を覗き込めるような選曲になっている。

「フーガの技法 BWV1080」の未完成のフーガ「コントラプンクトゥス14」では、トリフォノフ自身がJ.S.バッハのスタイルを尊重し補筆完成して録音。彼はJ.S.バッハ最晩年の作品に、作曲家としての個性を加えるという挑戦を成し遂げている。

トリフォノフは、J.S.バッハへの想いを「バッハが慎み深い人であったことや、一生懸命働いていたことはよく知られていますが、バッハが家庭的であったことや、(一度だけではなく)恋をしていたことも音楽が物語っています。」と話す。

国内盤はハイレゾ音源を収録したMQA-CD/UHQCDの高音質仕様。アルバム発売に先駆けて、「J.C.バッハ:ソナタ 第5番 イ長調 作品17の5」が先行配信されている。

■商品情報

ダニール・トリフォノフ(ピアノ)

『バッハ:アート・オヴ・ライフ』

2021年10月8日(金)発売

国内盤:MQA-CD x UHQCD2枚組UCCG-45035/6

定価¥3,850 

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