エイベックスが新会社「バーチャル・エイベックス株式会社」を設立 バーチャルエンタメ事業を本格化

エイベックス・ビジネス・ディベロップメント株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:加藤信介、以下:ABD)は、「バーチャルアーティストのプロデュース、およびバーチャルイベント・ライヴの企画制作など」の総称であるバーチャルエンタテインメント事業を専業とする(以下:新会社)を、2021年8月5日(木)に設立したことを発表しました。
新会社は、エイベックスが保有するエンタテインメント領域における機能やノウハウを最大限に活用し、近年需要が急拡大するバーチャルエンタテインメント事業の最大化を目指す、としています。

バーチャル・エイベックス株式会社の展望

バーチャルアーティスト「まなりす」7月7日、avex traxよりメジャーデビュー

(リリースより引用)

ABDは、2018年8月より、ダンスパフォーマンスに定評のある「まりなす」などのバーチャルアーティストのプロデュースの他、延べ約10万人が視聴したオンラインバーチャルアイドルフェス「Life Like a Live!(えるすりー)」の企画制作を行うなど、様々なバーチャルエンタテインメント事業を展開してきました。
また、その背景では自社専用のモーションキャプチャスタジオと、デジタルモーション株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:吉田直史、以下:デジタルモーション)と共同開発した照明・特効演出(花火や紙吹雪など)やカメラワークをリアルタイムで行うシステムを組み合わせて、高品質な動画や生配信を多数制作し、リアルアーティストのライヴにも負けない生の臨場感をバーチャルライヴでも体現してきました。

オンラインバーチャルアイドルフェス「Life Like a Live!」

昨今、テクノロジーの進化やコロナ禍におけるオンライン需要の拡大により、バーチャルエンタテインメントを取り巻く市場はさらなる拡大が期待されています。この流れを受け、この度、事業の開始当初からバーチャルライヴのシステム開発を支えてきたパートナー企業であるデジタルモーション株式会社と新会社を設立しました。デジタルモーションのシステム開発力とABDの企画制作力を掛け合わせることで、より一層強固な体制でバーチャルエンタテインメント事業を推進していきます。

今後は、出版社などのIPホルダーが保有する既存のアニメ・ゲームキャラクターや、リアルに存在するアーティスト・タレントなどのバーチャルアーティスト活動を促進するとともに、リアルアーティストのライヴ・イベントやフェスなどのバーチャル化を推進し、新たなエンタテインメント体験として、バーチャルならではの表現で感動や熱狂を届けていきます。

新会社 概要

新会社 概要 会社名 :

バーチャル・エイベックス株式会社

代表者 : 代表取締役社長 加藤信介 所在地 : 東京都港区南青山三丁目1番30号エイベックスビル 設立 : 2021年8月5日 事業内容 : バーチャルアーティストのプロデュース・マネジメントや、動画・生配信・ライヴの企画制作など

デジタルモーション 会社概要

デジタルモーション 会社概要 会社名 :

バーチャル・エイベックス株式会社

代表者 : 代表取締役 吉田直史 所在地 : 東京都新宿区四谷坂町12-22 VORT四谷坂町ビル3F 設立 : 2018年1月24日 事業内容 : MAYA、モーションキャプチャーなどの3DCGによるアニメーション制作/Adobe After Effect、Live2D、Spine等の2Dモーフィングによるアニメーション制作など

バーチャルエンタテインメント市場の拡大受け

バーチャル・エイベックス株式会社

バーチャルエンタテインメント事業、およびそれらの関連事業は、近年始まった事業の中でも高い注目を集めています。
誰でも手軽に2DCGのバーチャルライバーとして配信ができるスマートフォンアプリ「にじさんじ」と同名のバーチャルライバーグループを運営するANYCOLOR株式会社や、ホロライブプロダクションの運営やVR・ARライブ配信システムの開発を行うカバー株式会社など、業界の中でも勢いのある企業が次々と頭角を表しています。
今回新たに設立された「バーチャル・エイベックス株式会社」がどのような事業展開を広げるのか、そしてバーチャルエンタテインメント事業を牽引する存在となるのか、今後要注目です。

©avex

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