広島 76回目の原爆の日

広島は76回目の原爆の日を迎えました。平和記念式典で菅総理大臣は黒い雨体験者の救済について言及しました。

平和公園では今年も暗いうちから被爆者や遺族らが原爆慰霊碑に祈りを捧げました。

平和記念式典には菅総理大臣や83カ国とEUの代表らが参列しました。

被爆者の平均年齢は83.94歳。原爆死没者名簿には4800人の名前が書き加えられ、記載された人はあわせて32万8929人となりました。

平和宣言 松井一実市長「一刻も早く核兵器禁止条約の締約国となるとともに、核保有国と非核保有国の橋渡し役をしっかりと果たしていただきたい」

先日、原告全員を被爆者とする判決が確定した「黒い雨」裁判について菅総理大臣は、原告と同じ事情にあった人々についても救済できるよう早急に検討を進めるとしました。

式典後に開かれた被爆者代表から要望を聞く会。ここでも核兵器禁止条約に関する要望が相次ぎましたが菅総理大臣は従来の見解を繰り返しました。

広島県被団協・箕牧智之理事長代行「いろんな団体にお願いして署名に協力していただいて(政府に訴えていく)。生きている限り核廃絶を訴えていかなければならない」

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