【レスリング】須崎優衣が決勝進出「先ほど川井梨紗子さんから金メダルを見せてもらって」

準決勝を勝利し、銀メダル以上を確定させた須崎優衣(左)

東京五輪レスリング女子50キロ級準決勝(6日、幕張メッセ)で、須崎優衣(22=早大)マリア・スタドニク(アゼルバイジャン)を11―0でテクニカルフォール勝ち。銀メダル以上を確定させて、7日の決勝戦に進んだ。

1、2回戦と同様に準決勝も圧勝。開会式では男子バスケットボールの八村塁(日清食品)と〝身長50センチ差〟の旗手を務めて話題となったが、その名に恥じない試合ぶりだった。

試合後は「準決勝も強い気持ちで試合に挑むことができました!」とすがすがしい表情。「前半は相手の様子を見てしまったけど、肌を合わせて絶対に取りにいけると思って2ラウンド目は自分から仕掛けにいきました」と振り返った。

連日、他競技の試合はテレビでチェック。「柔道の方々とか、いろんなスポーツの選手が金メダルを獲得した瞬間を見て、すごく勇気をもらっています。自分も欲しいって気持ちになります」。そう目を輝かせた須崎だが、最も刺激的だったのが身近な先輩だった。

「先ほど、川井梨紗子さんから金メダルを見せてもらって、改めて気合が入りました!」

女子57キロ級を制覇した偉大な先輩に続くことはできるか。

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