菅首相は感染爆発を「結構甘く見てた」 ジャーナリストが暴露 五輪後〝菅降ろし〟加速か

コロナ対策で失敗を積み重ねる菅首相

政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が6日、関西テレビ「報道ランナー」に出演。今後の政局について解説した。

鈴木氏は菅義偉首相のもくろんでいた「東京五輪成功の勢い」や「ワクチン接種の加速」などが達成されていないことを指摘。さらに、新型コロナ感染者について原則自宅療養とする方針が物議を呼んだことを挙げ「官邸の中を取材したんだけども、側近が言うには、ワクチンを今、菅さんが一生懸命やってる。だから『これで一気に行ける』ということで、もう1回感染爆発があるというのは、結構甘く見てたところがあるみたいです」と明かした。

そのため「菅さんが支持率を上げて、なんとか解散と思ったけど、そうはいかなくなった」と鈴木氏。だが、解散は「9月しかない」といい「どういうことかと言うと、総裁選が9月の終わりにあるんですね。こういう状況じゃできないから、『10月いっぱいギリギリで総選挙をやるべきだ』という意見が今、出始めてるんだけども、もしそうなったら、その前の総裁選で〝菅降ろし〟がありますよね。だって菅さんじゃ勝てないんだから。だから、菅さんとしてはなんとしても総裁選の前に自分の手で解散するしか、もう道がない」と分析した。

続けて「今みんな黙ってるけど〝菅降ろし〟がもうちょっとしたら出てきますよ。『菅さんでいい』とか言ってる大物もいるけど、今言ってるだけ。今やったら混乱に見えるから、黙ってるだけです。そういう大政局が(五輪後に)あると見ていいと思いますね」と予測した。

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