引退示唆で波紋 ソフトバンク・バレンティンに本紙評論家・伊勢孝夫氏「今さら泣きごと言ってもなぁ」

バレンティンの真意は…

ソフトバンクのウラディミール・バレンティン外野手(37)が、自身のツイッターで引退を示唆したことが波紋を呼んでいる。

5日深夜に「スワローズ(の選手)として引退すべきですか?」「日本での最後のシーズンの時が来ました。神宮(球場)ですべてのファンの前で記念試合ができることを願います」などとツイート。7月日にも「すべてのことに終わりがある」と意味深ツイートしていた。

ヤクルト時代のコーチで本紙評論家の伊勢孝夫氏は「ヤクルトの居心地の良さよりも、5億円のソフトバンクを取ったんだから、今さら泣きごと言ってもなあ…」とあきれ顔で「バレンティンはちゃんと話をしたら理解ができる選手で、腫れものに触るような接し方をするとすぐにワガママ放題になる。今回の一件はソフトバンクにも失礼だし、私がいたらガツンと叱ってやりたいところ。ヤクルト時代に髪を金色に染めてきたことがあったが『おまえナメとんのか! 染め直してこないと明日の試合には使わんぞ!』と言ったら、すぐに黒く染め直してきた。ソフトバンクには厳しく言ってくれるコーチがいないのかもしれない」と心配していた。

今後については「本人の気持ちが切れてしまったのなら引退も仕方がないが、2000万円ぐらいの給料でもいいのなら、ヤクルトは検討してくれるかもしれない。もちろんヤクルトだって試合にすぐ出られるとは限らないし、オスナやサンタナのほうが現状の力では断然上。そこを来日したころの気持ちに戻って、イチからやり直せば、年齢的にもあと1、2年はできるだろうし、セ・リーグならまだ40本塁打はいけるのではないか。バレンティンには『ぐちぐち言ってないで、ちゃんと練習しとけ!』と言いたいですね」と話した。

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