東京五輪・陸上男子４００メートルリレー決勝が６日、国立競技場で行われ、日本は多田修平（２５＝住友電工）、山県亮太（２９＝セイコー）、桐生祥秀（２５＝日本生命）、小池祐貴（２６＝住友電工）の順で臨んだが、バトンリレーに失敗。まさかの失格に終わった。
５日の予選は３８秒１６の１組３着で通過。この日は９レーンに立ち、多田が勢いよくスタートしたが、２走の山県へバトンの受け渡しに失敗。バトンがつながらずにレースを終えた。
２００８年北京五輪、１６年リオ五輪で銀メダルを獲得し、悲願の頂点を目指したリレー侍の挑戦は思わぬエンディングを迎えた。
レース後、１走の多田は「バトンミスをしてしまった。原因は分からない」と無念の表情。２走の山県は「しっかり目標を達成するために攻めのバトンをしようと皆で話して、勝負に行った結果」と言い訳はしなかった。
３走の桐生は「攻めてこうなった結果。誰も悪くない」は涙を浮かべ、４走の小池も「これをムダにしないように。守りに入るのではなく、いつか今回目指していた金メダルを達成できるように頑張りたい」と必死に前を向いた。
