ドゲンジャーズのヒーローショー 「~エンド・ゴメンタイコ~」をリポート!

“実在する”ヒーロー・ドゲンジャーズ。7月の4連休最終日となる25日、彼らは「かしいかえん」(福岡市東区にあるレジャー施設。12月で閉園予定)のショーに出演していた。

この日の福岡には強い日差しが照りつけ、最高気温は30℃を超えていたが、同園にはオープン前から多くのドゲンジャーズファンが集まった。家族連れはもちろん、性別も年代もさまざま。これまでも定期的にイベントは開催されていたが、今年4~6月にかけシーズン2が放送されたことから、以降新たなファンも加わった印象だ。イベントのたびに福岡県外から参加するファンも少なくないという。

ショーは午前11:00と午後2:30の2回。舞台となる大テントステージ前の広場には、ドゲンジャーズグッズや企業とのコラボ商品の販売ブース、スポンサーのキッチンカーが並ぶ。芝生の広場にはヒーロー気分が味わえる顔出しパネルも設置され、公演前後の時間も楽しめるコンテンツが盛りだくさん。

前述のシーズン2「ドゲンジャーズ~ナイスバディ~」は、不祥事で人気がなくなったドゲンジャーズの“架空の最新作”「ドゲンジャーズ ~エンド・ゴメンタイコ~」の視聴率が1%を切り、無残な最終回を迎えたところからスタートする。そんな架空の最新作こそが、今回のショーの演目だった。

ドゲンジャーズ公式Twitterで紹介されていた「~エンド・ゴメンタイコ~」のあらすじは、「ある日、世界一の大富豪が『ヤバイ仮面かわいい』と発言したことで悪の秘密結社の株価が急上昇。アイドルグループを結成し大富豪の正気を取り戻そうとするドゲンジャーズが、冬元康の目に留まりDGN48としてデビューする話」というもの。

そのあらすじ通り、実際のショーではドゲンジャーズがアイドルに扮(ふん)し、テーマソングに合わせて踊り、アイドル風の自己紹介を披露。もちろん、怪人との戦いも繰り広げられ、会場は大盛り上がりとなった。ちなみに、このショーにおける「世界一の大富豪」には、あるスポンサーを設定。当日は、その企業SNSとショーがリアルタイムで連動していた。

シーズン2の制作段階で、既にこのショーの構想もあったらしく、脚本を担当したシャベリーマンへのインタビュー(https://www.tvguide.or.jp/news/news-782066/)が思い出された。「面白いことをやる」という信念、スポンサーとの信頼関係が今のドゲンジャーズにもつながっているのだ。単なる特撮番組ではなく、各スポンサー企業のPRをドゲンジャーズの世界観で展開していく点もコンテンツの魅力の一つ。これからも企業とのコラボストーリーに期待したい。

そしてこの日は午前の部終了後、写真撮影会を実施。これは、ドゲンジャーズが視聴者と同じ時間軸を過ごし、同じ世界観の中にいるからこそ、少しでも多く、近くで触れ合える存在でありたいという思いから実現したもの。ファン・ヒーロー共に感染対策・熱中症対策を講じながらも、交流を楽しんでいた。

福岡県芦屋町のあしや夢リアホールにおける「ドゲンジャーズ~ナイスバディ~スーパーライブ」の開催が間近に迫るほか、9月26日には熊本県南阿蘇村で大型フェス「asobuフェス2021 in アスペクタ南阿蘇」を実施予定()。「会いに行けるヒーロー」の勇姿を一度見に行ってはいかがだろう。

※「asobuフェス2021 in アスペクタ南阿蘇」は、諸般の事情により開催中止となりました。

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