【空手】沖縄県勢初の金・喜友名諒 祝福メッセージは「全然読むことができていない」

会見に臨んだ喜友名諒

東京五輪・空手男子形で金メダルを獲得した喜友名諒(31=劉衛流龍鳳会)が7日、一夜明け会見に応じ「選手として五輪の舞台に立てたことに感謝の気持ちでいっぱいです」と振り返った。

6日の決勝は「オーハンダイ」で28・72点をマーク。沖縄県出身選手として初めて五輪の頂点に立った。

「目標を持って、諦めずにやってきた。継続していれば達成できるということを、五輪を通して伝えることができた。沖縄の子供たちにも大きな夢や希望を与えられたら」と感慨深げに語った。

表彰式後には、師匠の佐久本嗣男氏の部屋へ向かい、金メダルを渡したというが、喜友名のもとに届いた多くの祝福メッセージについては「、まだ全然読むことができていない。みんなから『おめでとう』『感動をありがとう』といただいた。自分の空手を通して、少しだけかもしれないが、気持ちが伝わったのかなと思うとうれしい」と声を弾ませた。

ただ、すでに気持ちは切り替えている。会見内では「トレーニングしたい」と発言。11月には世界選手権を控えていることから「団体形の優勝、個人の優勝を集中して取りにいきたい。全日本選手権ももちろん、優勝を狙う」と力強く意気込んだ。

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