伊藤美誠が今大会を振り返る「五輪の舞台で中国選手に勝てたということは本当に自信になる」

金銀銅のメダルを獲得した伊藤美誠(代表撮影)

東京五輪の卓球女子代表の伊藤美誠(20=スターツ)が大きな収穫を語った。

7日、都内で行われたメダリスト会見に出席。混合ダブルスで金、女子シングルスで銀、女子団体では銅と3つのメダルを獲得した今大会を振り返り「目標は金メダル3つだったので悔しい。ただ最後まで楽しく戦えた」と悔しさの中にも充実した表情を見せた。

シングルスと団体では中国勢に屈し、改めて卓球王国の実力を見せつけられた恰好となった。しかし混合ダブルスでは中国ペアを決勝で撃破し、日本卓球界に初の金メダルをもたらした。この勝利に大きな意義を見いだしており「五輪の舞台で中国選手に勝てたということは本当に自信になる。(シングルス、団体で負けたが)混合ダブルスで勝てたということは忘れちゃいけない。そこはしっかり頭に入れて自信を持って前に進んでいきたい」と力説。五輪で中国という高いカベを攻略したことが、今後の日本卓球界により明るい光を照らすことを信じていた。

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