【競歩】Wメダルの池田、山西 競技の普及へ「少しでも魅力を伝えられれば」

競歩男子20キロで銀メダルの池田向希(右)と銅メダルの山西利和(代表撮影)

陸上の男子20キロ競歩で銀メダルを獲得した池田向希(23=旭化成)と銅メダルを獲得した山西利和(25=愛知製鋼)がメダルセレモニーから一夜明けた7日、記者会見に応じた。

5日のレースでメダルを獲得した両選手。6日には国立競技場でメダルを受け取った。

池田は「重たいメダルをかけて、より銀メダルを取ったんだなと実感が湧いてきた。今までやってきたことを五輪に出そうと思っていたが、メダルが取れて良かった」と笑顔。山西は「金メダルを目指してやってきたので、その結果としては少し残念」と唇をかみながらも「やってきたことは大きく間違っていないからこそメダルが取れた」と振り返った。

同種目でのメダルは日本勢初。快挙を成し遂げたが、両選手に満足する表情は見られない。池田が「陸上競技の中でもまだまだマイナー。こうして結果を出して、少しでも競歩を知ってもらって、魅力を伝えられれば」と言えば、山西も「苦手でもスポーツをやりたい人が、毎日積み重ねていくことで結果が出る競技。高校生、若い世代の選手がチャレンジしてくれるとうれしい」と面白さをアピールした。

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