東北大学などの合同研究チーム、機械翻訳の国際コンペで1位獲得

東北大学、理化学研究所、日本電信電話の合同研究チームが機械翻訳に特化した国際会議WMTで開かれている国際コンペティションに参加し、ニュース翻訳タスクの英独、独英、日英、英日で人手による翻訳品質評価1位(同率を含む)を獲得した。

合同研究チームは東北大学大学院情報科学研究科の鈴木潤教授がリーダーを務め、3団体のメンバー5人で構成された。メンバー5人全員が東北大学大学院情報科学研究科にも籍を置いている。

WMTの国際コンペティションは機械翻訳分野で最も権威が高いものとして知られている。その中でもニュース翻訳タスクは最も長い歴史を持ち、機械翻訳システムの基本的性能評価で最も競争率が高い。

研究チームが開発した機械翻訳システムは言語学者による翻訳品質評価で他のシステムを上回る高評価を得た。さらに、この機械翻訳システム開発が評価され、アジア太平洋機械翻訳協会から第16回AAMT長尾賞を贈られている。AAMT長尾賞は機械翻訳システムの実用化に貢献した人物や団体に授与されている。

参考:

【東北大学大学院 情報科学研究科】乾研究室、鈴木研究室のメンバーが機械翻訳の国際コンペティションにおいて複数部門で1位を獲得

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