タイガースがスコープと契約延長 2年1500万ドルとの報道

日本時間8月8日、タイガースは今季終了後にFAとなる予定だったジョナサン・スコープ内野手との契約を2年延長したことを発表した。スコープは7月末のトレード・デッドラインでトレード候補に挙げられていたが、タイガースはスコープを放出しなかった。この時点ですでに契約延長を検討していたとみられる。直近2年間はタイガースと1年契約を結んでいたスコープだが、今回の契約は2年1500万ドルと報じられており、1年目が終了した時点でオプトアウト(=契約破棄)することが可能となっているようだ。

今季がメジャー9年目のスコープだが、2013年9月に21歳でメジャーデビューしているため、まだ29歳。今季終了後に30歳の誕生日を迎える。今季はここまで107試合に出場して打率.289、18本塁打、64打点、OPS.801をマーク。本職の二塁ではなく、一塁での出場が多くなっているが、キャリアハイのシーズンを過ごした2017年(打率.293、32本塁打、105打点、OPS.841)以来の好成績を残し、タイガース打線のなかで存在感を発揮している。

タイガースのアル・アビラGMはスコープについて「彼は我々のチームに加わって以来、常にプロフェッショナルで、我々がタイガースのユニフォームを着てほしいと思っているタイプの選手である」とコメント。「彼はフィールド上で活躍しているだけでなく、若い選手が多いなかでリーダーシップも発揮している。我々は彼の貢献が今後も数年間続くことを期待しているんだ。今回の契約延長は我々が勝てるチームに戻るための大きな一歩であり、彼は大きな役割を果たしてくれると思う」とスコープへの期待を述べた。

スコープは「僕はデトロイトに残りたいと思っていたから、今日は僕にとって本当にエキサイティングな日だよ」と契約延長が実現したことに大喜び。「A・J・ヒンチ監督やスコット・クールボー打撃コーチをはじめ、僕を信じてくれたタイガースの人々に心から感謝している。このチームでプレーできることは最高の幸せだ。このチームより行きたい場所はないし、契約延長が実現したことにとても興奮しているよ」とタイガースへの強い愛着を口にした。

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