コロナで登園自粛を要請 那覇や浦添、宜野湾など沖縄本島中南部の7市

 新型コロナウイルス感染者が急拡大する中、浦添市や宜野湾市など少なくとも沖縄県内7市は7日までに、保育園の保護者に対して登園自粛を求める方針を決めた。新型コロナを巡って玉城デニー知事は1日、経済団体や医療団体などと共に2週間の外出自粛などを呼び掛ける緊急共同メッセージを発表しており、浦添市などはメッセージを受けた対応。

 7市のうち、登園自粛要請の期間を定めているのは宜野湾市(4~14日)、豊見城市(2~15日)、浦添市(10~14日)、南城市(10~31日)、那覇市(31日まで)の5市。自粛要請に応じた場合は保育料を減免する。いずれの市も家庭の事情で家庭保育が難しい場合は園で子どもを預かる方針。

 沖縄市とうるま市は、これまでも家庭保育を依頼しているが、8月に入り改めて通知を出し、協力を求めている。

 浦添市は8月31日まで、新たに陽性者が出た保育園を臨時休園することを決めた。開園のタイミングについては「保健所の調査を待ち、濃厚接触者の特定を待って開園する」としている。

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