鉄道と絶景 写真で共演 地元の赤野さんら出展 糸魚川駅ジオパル

 糸魚川市の糸魚川駅アルプス口・ジオパルで10月31日まで、「美しき日本の鉄道風景 極上の鉄道写真愛好家8人展」が開かれている。入場自由。黄金色の水面に架かる鉄橋を行く特急列車など、日本各地の絶景と鉄道の共演による大型写真8枚が展示され、旅情をかき立てる。

鉄道写真愛好家8人が1人1枚、えりすぐりを出展した。地元の赤野さん(左)と取りまとめ役の山﨑さん(長野県小谷村在住)

 撮影者は五十音順に赤野隆造さん(糸魚川市)、井上敏さん(岡山市)、梅本和行さん(愛知県一宮市)、川上徳男さん(長野県岡谷市)、立川康史さん(愛知県豊橋市)、安井真美さん(名古屋市)、山﨑和彦さん(長野県小谷村)、吉田潔さん(神奈川県小田原市)。

 8人はSNSの「美しき日本の鉄道風景」フェイスブックでつながる。写真解説には仲間から見た撮影者へのメッセージが添えられている。

 このうち糸魚川市在住の赤野さんは「大雪で運休の続く大糸北線にひときわ目立つ赤いモーターカー」を出展。駒ケ岳と雨飾山の麓を雪煙を上げて走る雪かき車を上空から捉えた。「地元の方はもちろん、多くの方に大糸線を見て、知っていただきたい」と願う。

 取りまとめ役の山﨑さんは「これだけ大きな作品を展示する機会はあまりない。1人1枚、とびきりの写真がそろった」と話し、同施設の協力、仲間の出展に感謝した。

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