“美しすぎる野球選手”加藤優、清々しく現役引退 今後は「キャスターにも挑戦したい」

全日本女子硬式選手権の1回戦に出場したGOOD・JOBの加藤優【写真:川村虎大】

全日本女子硬式選手権の初戦で敗退「初の全国大会を楽しめた」

女子硬式野球クラブチーム「GOOD・JOB」に所属する加藤優外野手が8日、現役選手としての最後の試合を終えた。松山市の坊ちゃんスタジアムで行われた全日本女子硬式選手権の1回戦で、神村学園高(鹿児島)に2-3で敗戦。この大会を最後に現役引退することを明言していた。“美しすぎる野球選手”として話題を集めた功労者は、今後について「話す勉強もして、キャスターなどにも挑戦していきたいと思います」と清々しく語った。

加藤はこの日「3番・左翼」でスタメン出場。初回2死の第1打席は一ゴロに倒れ、3回無死一、二塁の第2打席は一ゴロに。4回2死一、二塁の第3打席は空振り三振、6回2死二、三塁の第4打席は死球となり、3打数無安打で快音を響かせることはできなかった。

選手として最後の試合を終え「思うようにはいきませんでしたが、初の全国大会を楽しむことができました」と感慨深げ。2020年に就任したDeNAの「ベースボールスクール」のコーチ業は続けていく意欲を見せながら「新しいことにもやっていこうかなと」と第2の人生を見据えた。

神奈川県秦野市出身の加藤は、2016年に女子プロ野球の埼玉アストライアに入団し、4年間プレー。今年から「GOOD・JOB」に加入していた。女子野球の知名度向上に大きく貢献した26歳は、現役をユニホームを脱いで新たな世界を広げていく。(川村虎大 / Kodai Kawamura)

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