【自転車】男子ケイリンの脇本雄太は準決、新田祐大は準々決勝で敗退

7位になった脇本雄太(手前)

東京五輪の自転車競技トラック種目は静岡県伊豆市の伊豆ベロドロームで8日、男子ケイリンを行った。

準々決勝は逃げ切り1着で通過した脇本雄太(32=JPCA福井)だが、準決勝で内に詰まり5着で敗退。7~12位決定戦で1着になり、最終順位は7位だった。新田祐大(35=JPCA福島)は準々決勝6着になり敗退、16位で終了した。

2人とも世界選手権のケイリンで銀メダル獲得の実績があり、日本発祥の種目ケイリンでの金メダル獲得を目指したが決勝の舞台にも届かなかった。

脇本は「全力を出したが、その上を行かれた。五輪は何が起こるか分からないと思った。集大成は見せられた。悔しさはない。僕自身は(ケイリンは)引退するつもりだが、自転車競技のレベル向上をサポートしていきたい」と、自転車競技からの卒業を改めて明言した。

新田は「私のサイクリングのキャリアの中で経験した中で最高のステージだと思います。五輪に出場することは私にとって大きな意味を持ち、とても特別なものでした」と振り返った。優勝はジェイソン・ケニー(イギリス)で、リオ五輪に続く同種目連覇を飾った。

脇本と新田はいわき平競輪場で開催されるGⅠ「第64回オールスター競輪」(10~15日)に出場する。

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