ウィーラー完封でフィリーズが8連勝 メッツは3位転落

【メッツ0-3フィリーズ】@シチズンズバンク・パーク

フィリーズは殿堂入りの名投手ロイ・ハラデイの永久欠番セレモニーが行われた記念すべき日に、ザック・ウィーラーが2安打完封という見事なピッチングを見せ、チームを8連勝に導いた。フィリーズの8連勝は最後にポストシーズン進出を果たした2011年(9連勝)以来10年ぶり。一方、敗れたメッツは首位攻防3連戦で被スイープを喫して4連敗。貯金はわずか1つとなり、ブレーブスにも抜かれて地区3位に転落した。

ウィーラーが許した走者はヒット2本と与四球1つによる3人だけ。1回表先頭のブランドン・ニモに二塁打を許したあと、8回表一死からマイケル・コンフォートに四球を与えるまで、打者22人を連続で打ち取ったが、フィリーズの投手が22人以上の打者を連続でアウトにするのは、2010年に完全試合を達成したハラデイ以来だった。9回108球を投げて被安打2、奪三振11、与四球1、失点0という見事なピッチング。今季の成績は10勝6敗、防御率2.42、181奪三振となり、サイ・ヤング賞の有力候補に挙げられている。

そんなウィーラーをフィリーズ打線は3本のアーチで援護。メッツ先発のタイワン・ウォーカーに対し、1回裏にジーン・セグーラの8号ソロとJ・T・リアルミュートの13号ソロで2点を先制すると、6回裏二死からブライス・ハーパーが20号ソロを放ち、貴重な追加点を奪った。その後、メッツのリリーフ陣から得点を奪うことはできなかったが、今日のウィーラーには3点あれば十分。借金2からの8連勝で貯金は今季最多の6となった。

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