甘くて果汁たっぷり 福島産のモモを無償配布 9日のJ1湘南―鹿島戦で先着500人に

福島市産のモモ「まどか」をPRするミスピーチの斎藤雅さん(右)と大河内絢音さん

 9日にレモンガススタジアム平塚(平塚市大原)で開かれるサッカーJリーグの湘南ベルマーレ対鹿島アントラーズ戦で、福島市産のモモが無料配布される。

 先着500人。東日本大震災に伴う原発事故による風評被害払拭(ふっしょく)の取り組みで、今回で9回目。

 ベルマーレとJ3福島ユナイテッドFCが業務提携している縁で、福島県くだもの消費拡大委員会などがベルマーレの試合に合わせて福島市産のモモやリンゴを無料配布してきた。

 今回配布するモモは旬を迎えた「まどか」。果肉はやや固めだが果汁が多く甘味が強いのが特長という。

 ミスピーチキャンペーンクルーの斎藤雅さんは「震災から10年が経過しても、生産者は風評被害に苦しんでいる。実際に食べて、安全だと知ってほしい」と強調。大河内絢音さんは「復興は着実に進んでいる。本当においしいモモをたくさん食べて」とPRした。

 午後4時からスタジアム外のブースで、アンケートの協力者に配布する。

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