パズル組み立てると、重厚な質感の「3Dメタルバイク」に 川崎の町工場、ステンレス加工の技術結集

完成したバイクの組み立てパズルを手にする(左から)伊東さんと宮澤社長=川崎市川崎区の「マサオプレス」

 板金加工や金属プレス加工などで知られる「マサオプレス」(川崎市川崎区塩浜4丁目)が、ステンレスをレーザー加工した組み立てパズルを完成させた。

 オートバイをモチーフにし、キットを組み立てると高級感のある「3Dメタルバイク」に仕上がる。

 飛行機や鉄道の部品を手掛け、レーザー加工、プレス加工、組み立てまで手掛ける「町工場」の技術を結集した。

 ステンレス板に組み込まれた車輪やハンドルなど35個の部品をプラモデルのように組み合わせると、輝きのある重厚な質感の観賞用オートバイが完成する。

 全長123ミリ、高さ59ミリ、重さは118グラム。車輪は回転し、ハンドル部分も可動式だ。

 同社は1979年に創業。チタン製ブラケットやヒンジなどの金属加工品が広く認められているが、一般向け商品の発売は今回が初めてという。

© 株式会社神奈川新聞社