ブルージェイズ逆転勝利 ゲレーロJr.が35号、澤村2失点

【レッドソックス8-9ブルージェイズ】@ロジャース・センター

ポストシーズン進出を目指すブルージェイズが劇的な逆転勝利を収めた。4回終了時点で2対7と5点のビハインドを背負っていたが、ブラディミール・ゲレーロJr.の35号2ランなどで2点差に詰め寄ると、8回裏にジョージ・スプリンガーがレッドソックスの守護神マット・バーンズから逆転の14号3ラン。本拠地でのレッドソックス4連戦を3勝1敗の勝ち越しで終え、貯金は今季最多タイの10となった。

ブルージェイズは頼れる男に最高の場面で一発が飛び出した。6対8とブルージェイズが2点ビハインドで迎えた8回裏、レッドソックスは二死1塁となったところでバーンズを投入したが、リース・マグワイアが四球を選んで二死1・2塁。ここで打席に入ったスプリンガーはカウント2-2からの5球目、真ん中低めのフォーシームを振り抜き、左中間スタンドに14号逆転3ランを叩き込んだ。移籍1年目の今季は故障で大きく出遅れたものの、7月以降に11本のアーチを量産。ポストシーズン進出を目指すチームの戦いを牽引している。

レッドソックスの澤村拓一は4点リードの6回裏一死1・2塁の場面で3番手として登板。二者を打ち取り、ピンチを切り抜けた。ところが、続投した7回裏は先頭のスプリンガーにストレートの四球を与え、ゲレーロJr.に対して2つの暴投などでカウント3-0となったところで緊急降板。4番手アダム・オッタビーノがゲレーロJr.を歩かせたあと、二者を生還させたため、澤村には2失点が記録された。今季8ホールド目をマークした澤村だが、防御率は2.66から3.05へ大きく悪化した。

© MLB Advanced Media, LP.