人気の猫16種類!特徴や性格は?あなたはどのタイプの猫が好き?【後編】

日本で人気のある16種の猫を前編と後編で8種ずつ紹介します。

後編の今回も、有名どころから日本では希少種な猫まで、品種ごとの特徴や性格、魅力などを紹介します。

【9】ヒマラヤン

@chay_key

“美しいペルシャの被毛とシャムのポイントカラーを持った猫を作りたい”との試みから誕生した猫種。毛色が“ヒマラヤウサギ”に似ているので、この名がついたそう。
つやつやとしたゴージャスな被毛と、鼻を中心とした顔や耳、尻尾などに濃い毛色が現れるポイントカラーが特徴です。
ペルシャとシャムの性格を併せ持ち、おだやかで優しく、マイペースです。
運動量は少なめで太りやすいので、餌のあげ過ぎには注意しましょう。

原産国:アメリカ・イギリス

体 重:3.5kg~7kg

毛 種:長毛種

【10】ペルシャ

純血種の中では最古の品種とされているペルシャ。長毛種の猫のキング&クイーンとも称されています。
シルクのような手触りの美しい被毛と“ピークフェイス”と呼ばれる潰れた鼻、丸くて大きな目が特徴。穏やかでおっとりとした性格をしていて、飼いやすい品種として人気を集めています。
グラデーションが美しい“スモーク&シェーテッド”や単色の“ソリッド”、縞模様の“タビー”など、毛色の種類もバリエーション豊か。
世界初といわれるキャットショーで紹介されたほか、イギリスのヴィクトリア女王が愛した猫としても知られています。

原産国:イギリス

体 重:3~5.5kg

毛 種:長毛種

【11】ベンガル

@bengal_happylife
@emma__0829

アジアン・レオパード・キャットとも呼ばれる野生のベンガルヤマネコとイエネコを交配して生まれた猫種です。
美しいヒョウ柄のシルクのような手触りの被毛が特徴。ヒョウ柄のほか、マーブル柄の個体もいます。
筋肉質でスレンダーな体格をしていて、イエネコとは違った雰囲気を持つワイルドな見た目も人気の理由です。
社交的で人によく懐き、甘えん坊。並外れた運動能力を持っているのでよく遊んであげましょう。

原産国:アメリカ

体 重:4~8kg

毛 種:短毛種

【12】マンチカン

1983年に北アメリカで突然変異して生まれた、極端に足の短い猫が起源。今までにもイギリスやアメリカで足の短い猫の報告例はありましたが、本格的に繁殖されたのはこの猫が発見されてから。
足は短いですが運動能力は高く、ジャンプ力にも優れています。また足が速く小回りが利くことから“猫界のスポーツカー”との異名も。
他の猫とのトラブルも少ないため、多頭飼いにも向いています。

原産国:アメリカ

体 重:3~5kg

毛 種:短毛種

【13】ミヌエット

@chiro_luna

ペルシャ系の猫とマンチカンを交配して生まれたハイブリッド(混血)種の猫で、1990年代に誕生した新しい猫種です。以前は“ナポレオン”と呼ばれていましたが、2015年に名称が“ミヌエット”に変更されました。
足は短く、被毛はペルシャのように柔らかで、マンチカンとペルシャの両方の特徴を備えています。ペルシャよりも鼻は高く、短毛種と長毛種がいます。
甘えん坊で好奇心旺盛、マイペースな性格。
日本では希少種で、一般的なペットショップではなかなか見ることができません。

原産国:アメリカ

体 重:2~4kg

毛 種:短毛種・長毛種

【14】メイン・クーン

大きくてふさふさとしたアライグマのようなしっぽを持つことから、“メイン州のアライグマ”(クーンは英語でアライグマの意味)と名付けられました。
猫の品種の中では最大級の大きさで、体調は1mほどにもなります。
“シャギーコート”と呼ばれる、毛の長さが不ぞろいで分厚く豊かな毛並みとキリッとした目、耳の先に生えている長い房毛(リンクスティップ)が特徴。大きな体の割には鳴き声が小さめです。
“ジェントルジャイアント”(穏やかな巨人)といわれるほど穏やかな性格をしています。

原産国:アメリカ

体 重:3~6.5kg

毛 種:長毛種

【15】ラグドール

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“ラグドール”とは英語で“ぬいぐるみ”という意味。その名の通り、抱っこされるのが大好きで、穏やかなで温和な性格をしています。
毛色は白と他の色の2色からなる“バイカラー”で、顔まわりやしっぽ、耳などは濃い毛色になっていて、それ以外は淡色になっていることがほとんど。
猫の中では大きめで、10kg前後まで大きくなる子もいるそうです。
従順でおっとりとしているので、初めて猫を飼う人にもおすすめ。

原産国:アメリカ

体 重:3~7kg

毛 種:長毛種

【16】ロシアン・ブルー

ロシア北部で自然発生したブルーの被毛の猫がルーツといわれています。光沢のあるブルーの被毛にエメラルドグリーンの瞳で猫愛好家や貴族を魅了し、人気はヨーロッパ中に広がりました。
口角が緩やかに上がり微笑んで見えることから“ロシアンスマイル”とも呼ばれ愛されています。
個体差はありますが“ボイスレスキャット”といわれるほど泣くことが少なく、マンションなどの集合住宅でも飼いやすい猫種です。
飼い主に忠実でよく懐くため、“犬のような猫”とも例えられています。

原産国:ロシア

体 重:3~5kg

毛 種:短毛種

まとめ

前編・後編合わせて16種の猫を紹介しました。ちなみに私はやっぱり馴染みのある日本猫(和猫)が好きです。
皆さんも、好きな猫を探してくださいね。

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