【新型コロナ】平塚での音楽講座でクラスター

 新型コロナウイルス感染症を巡り、平塚市まちづくり財団は9日、財団が主催した市民向け講座に出席した10代以下から70代までの参加者と財団職員計10人の感染が確認され、県から感染者集団(クラスター)に認定された、と発表した。

 財団によると、講座は音楽について学ぶことをテーマにした連続講座で、7月28日に市内で開催され、小学生を含めた19人が参加。当日は打楽器などを使用したという。

 参加した30代男性が同30日に発症し、8月3日には別の70代女性の陽性が確認。参加者と講師、職員ら計28人がPCR検査を受け、新たに8人の感染が判明した。

 財団は9日から当面の間、講座やスポーツ教室など全事業を中止する。財団担当者は「感染対策を十分実施していたが、今後対応を検討していく」と話している。

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