【東京五輪】マラソン “給水妨害” のフランス選手が釈明「ボトルが滑りやすくなるのは明らか」

モラ・アンドゥニ(ロイター)

東京五輪の男子マラソンに出場したフランス代表モラ・アンドゥニ(33)が9日、自身のフェイスブックで給水地点での行動を釈明した。

アンドゥニは30キロ付近の給水ポイントテーブルに並べられたミネラルウオーターのペットボトルをなぎ倒し、最後の1本をつかみ取り給水した。

この様子が、他の選手の給水を妨害する迷惑行為として動画や画像などで世界中に拡散。フランス紙「フィガロ」は「スポーツマンシップに反する不自然な振る舞いをした」と報道。「動画を見ると、彼が問題なく最後のボトルをつかんでいることからも、彼の行動は意図的であるように思われる。間違ってやったことだと主張するのは難しい」と指摘した。

アンドゥニは「不毛な論争に終止符を打つ」として問題視された場面の動画を掲載。「(ペット)ボトルは鮮度を保つために水に漬けられている。ボトルが滑りやすくなるのは明らか。台の手前から1つ取ろうとして、かろうじて(最後の)取ることができた」と説明し、故意ではなくボトルが滑ったことによるアクシデントだと強調している。

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