【J1】川崎が〝東京五輪落選組〟の活躍で首位キープ

遠野大弥

東京五輪のため中断していたJリーグが9日に再開し、J1川崎が大分戦(昭和電ド)で2―0と快勝して首位をがっちりキープした。

今季23試合無敗と川崎が貫禄の強さを見せたが、その中で躍動したのが東京五輪世代だ。

今季ブレークの兆しを見せているFW遠野大弥(22)が途中出場して後半32分にヘッドで貴重な追加点を挙げて試合を決めた。また、MF橘田健人(23)はフル出場して精力的な動きで勝利に大きく貢献した。

東京五輪に出場したMF三笘薫やFW旗手怜央らはメンバー外だったが、〝落選組〟も実力をアピールして王者の層の厚さを見せつけた。

東京五輪への出場こそかなわなかったが五輪の落選後に急成長をとげた選手も多く、遠野や橘田への期待も今後高まりそうだ。

また、J1横浜FCの元日本代表FW三浦知良(54)が名古屋戦(ニッパツ)で3月10日の浦和戦以来となるベンチ入りを果たしたが出番は訪れなかった。

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