【新日本】6人タッグ王者のCHAOSがLIJ返り討ち宣言 YOSHI―HASHIは2冠へ意欲

LIJの内藤哲也(手前左)とSANADA(手前右)をにらみつける(右から)YOSHI‐HASHI、後藤洋央紀、石井智宏

新日本プロレス9日横浜武道館大会でV9戦に臨むNEVER無差別級6人タッグ王者の後藤洋央紀(42)、YOSHI―HASHI(39)、石井智宏(45)組が挑戦者の内藤哲也(39)、SANADA(33)、BUSHI(38)組の返り討ちに自信をのぞかせた。

王者組は王座戦前最後の前哨戦となった8日の後楽園大会で8人タッグマッチで激突した。序盤からBUSHI、SANADAに太鼓の乱れ打ちを決めるなど持ち前のチームワークを見せつける。

内藤に対してはYOSHI―HASHIがTシャツを脱がせての強烈な逆水平チョップからトラースキック、ネックバスターと攻撃を仕掛けていく。さらに石井はBUSHIのマスク剥ぎを狙うなど挑戦者組を翻弄した。最後は真壁刀義が鷹木信悟のラスト・オブ・ザ・ドラゴンに沈められたものの、試合後のリング上では激しいにらみ合いを展開し決戦へ火花を散らした。

この日で王座戴冠からちょうど1年という長期政権を築く王者組は、その間に同王座の連続防衛記録を更新し「8」にまで伸ばしている。6月後楽園大会のV5戦で下した相手との再戦となるがYOSHI―HASHIは「BUSHIの気持ち、前回と全然違うよ。期間は短いけど、タイトルマッチをやる意味、すごいあるんじゃないの? ただこのベルトは渡さない。俺たちが必ず防衛して、IWGPタッグのベルトを巻いて2冠になる。それは何ら変わりないからな」とキッパリ。ベルトを守り抜き、後藤とのコンビで臨む9月5日メットライフドームのIWGPタッグ王座3WAYマッチ(VS王者組・タイチ、ザック・セイバーJr.、挑戦者組・内藤、SANADA)へ弾みをつけるつもりだ。

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