ハッカ油の効果がスゴい!虫除けや消臭など活用法5選と作り方

虫除けや消臭にも使える?ハッカ油の効果とは

「ハッカ油」とは、ミントの一種である“ハッカソウ”から成分を抽出した油のことをいいます。

清涼感のある爽やかな香りが特徴のハッカ油は、次のような効果が期待できます。

  • 消臭・防臭作用
  • 除菌作用
  • 虫除け作用
  • 気分転換・リラックス作用

消臭や除菌、虫除けなど、生活に役に立ちそうな効果ばかりですよね。スーッとした清涼感のある香りは、気分転換やリラックスにも適していますよ。

また、ハッカ油は薬局やドラックストアなどで取り扱っているので、気軽に購入できるのも嬉しいポイントです。

ハッカ油を使う時の注意点

ハッカ油は天然素材ではありますが、人によっては刺激が強すぎたり、ペットが中毒症状を起こしてしまう恐れもあります。

そのため、ハッカ油を使う時には以下のことに気を付けましょう。

  • 赤ちゃんや幼児の手の届かないところに置く
  • 肌の弱い人や妊娠している方は使用を控える
  • 猫や鳥などのペットを飼っている家庭では使用しない
  • ポリスチレンやスチロール樹脂製の容器への詰め替えはNG

ハッカ油は刺激が強いため、小さなお子様や肌の弱い人は使用を控えた方が良いでしょう。

妊婦さんでもハッカ油を使うことは可能ですが、ハッカ油によって冷えてしまったり、気分が悪くなってしまうことがありますので、過剰な使用は控えましょう。

そしてペットを飼っている場合、ハッカ油の使用には特に注意が必要です。

ペットの中でも猫や鳥はハッカ油などの精油で健康被害を引き起こす恐れがあるので、猫や鳥を飼っている方はハッカ油は使わないようにしましょう。

また、ハッカ油をスプレー容器などに詰め替える場合は、プラスチック容器以外のものを選ぶこと。

ハッカ油はポリスチレンやスチロール樹脂を溶かす作用がありますから、ハッカ油にこれらの成分が溶け出してしまいます。

ガラス製や陶器製であれば問題ないので、容器の素材を確認した上で詰め替えるようにしましょう。

ハッカ油の効果を利用した便利な活用方法【5選】

ここからはハッカ油の効果を利用した、便利な活用方法を5つ紹介していきます。消臭や虫除け、エチケットなど、ハッカ油には便利な使い方がたくさんあります。

「ハッカ油ってどうやって使えばいいの?」という人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

(1)お風呂にハッカ油を数滴垂らして入浴剤がわりに

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夏の暑い時期におすすめなのが、お風呂にハッカ油を数滴たらして入浴剤として使う方法です。

ハッカ油のスーッとした清涼感と爽やかな香りのおかげで、夏の入浴がさっぱりと快適になりますよ。

シャンプーやボディソープに少量混ぜて使うのもおすすめです。

なお、使いすぎるとかえって寒さを感じてしまうことがあるので気を付けましょう。お風呂に垂らす場合は5滴程度、シャンプーやボディーソープには1滴程度が良いでしょう。

(2)ハッカ油+重曹で消臭剤として

@sk___ie

ハッカ油と重曹を組み合わせることで、消臭剤として使うことができます。用意するものと作り方は次の通りです。

■用意するもの

・ハッカ油(5滴ほど)

・重曹(50g)

・お茶パック(100均などで入手できます)

・小さめの容器(ガラスや陶器製のもの)

■作り方

1. お茶パックの口を開けて、容器の上に乗せます。

2. お茶パックの中に重曹を入れます。

3. 重曹にハッカ油を5滴ほど垂らし、スプーンなどでよく混ぜます。

4. お茶パックの口を閉じて、完成です。

完成した消臭剤は、玄関や下駄箱、トイレなどに置いて使うことができます。ハッカの良い香りが、嫌な匂いを軽減してくれますよ。ハッカの香りがなくなった後も、しばらく効果は持続します。

使い終わった消臭剤は、そのまま重曹としてお掃除にも使えますよ。

(3)ハッカ油を使った虫除けスプレー

@rita_maman

ハッカ油の虫除け効果を活用して、虫除けスプレーを作ることができます。SNSでは“ハッカスプレー”としても話題になった人気の使い方です。

用意するものと作り方を紹介していきます。

■用意するもの

・ハッカ油(5~15滴ほど)

・無水エタノール(10ml)

・水(90ml)

・スプレー容器(ガラスや陶器製のもの)

■作り方

1. スプレー容器にハッカ油と無水エタノールを入れて、よく混ぜます。

2. さらに水を加えてよく混ぜたら完成です。

腕や足などの露出する部分にスプレーすることで、虫除けの効果が期待できますよ。刺激が強いと感じたら、ハッカ油の量を調整してみてくださいね。

作ったハッカスプレーの使用期限は約1週間なので、なるべく早めに使い切ることをおすすめします。

ちなみに、ハッカスプレーは無水エタノールなしで作ることも可能です。ただしハッカ油と水は混ざりにくいため、よく混ぜてから使うようにしましょう。

(4)マウスウォッシュとして使えるハッカ水

@yuka_camera_life

ハッカ油と水を混ぜて作る“ハッカ水”は、マウスウォッシュとして使えます。口臭が気になるときや、眠気覚ましにぴったりですよ。

■用意するもの

・ハッカ油(1滴)※「食品添加物」の記載があるものがおすすめです

・常温の水(200ml)

・ふた付きのコップや容器(ガラスや陶器製のもの)

■作り方

1. コップや容器に水半量(100ml)とハッカ油を入れます。

2. ふたをして、水とハッカ油が混ざるまでよく振ります。

3. 残りの水を入れて、さらによく振って完成です。

(5)掃除や歯磨きに使えるハッカ油のクレンザー

ハッカ油に重曹とグリセリンを混ぜ合わせることで、掃除や歯磨きに使えるクレンザーを作ることができます。

■用意するもの

・ハッカ油(10~20滴ほど)

・重曹(大さじ6)

・植物性グリセリン(大さじ4)

・保存容器(ガラスや陶器製のもの)

※歯磨きに使う場合は「食品添加物」と記載のあるハッカ油と、食用の重曹を使用してください

■作り方

1. 重曹と植物性グリセリンをよく混ぜ合わせます。

2. ハッカ油を加えて、さらに混ぜます。

3. 保存容器に詰めて、完成です。

完成したクレンザーは、コップについた茶渋を落としたり、そのほかにも食器や洗面台などの掃除に使えます。

また、「食品添加物」と記載のあるハッカ油と食用の重曹を使用すれば、歯磨き粉としても◎。いろいろ活用できるハッカ油のクレンザー、ぜひ作ってみてくださいね。

ハッカ油の効果を活用して暮らしに役立てよう

ハッカ油の効果や便利な活用方法を5つ紹介しました。

消臭や虫除け、掃除などのさまざまな使い道があるハッカ油。1本持っていると、とても便利に使えますよ。

清涼感と爽やかな香りが特徴のハッカ油を活用して、暮らしに役立ててくださいね。

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