野々村真〝重症化〟体験者が語る隔離病棟の実態「10日間チューブで酸素を…」

先月末から療養中の野々村真

先月31日に新型コロナウイルスに感染したと発表したタレントの野々村真(57)が自宅療養中に症状が悪化し、今月5日に入院していることが判明。重度の肺炎であることが分かり、衝撃が走った。ベッドから動けず、トイレや風呂にも行けない絶対安静の状態だという。

コロナに感染して重症化した男性は「私の症状と似ています。私の肺も白くなっていて、肺の機能が落ちていたため、チューブで高濃度酸素を送られ続けていました。これを10日間ほど続けて回復に至りました。野々村さんもきっと大丈夫ですよ」と話す。

回復してきたら必要となるのがリハビリ。入院の期間にもよるが、長くなると体重も落ちる。病室で歩く練習を少しずつ始めることになる。

「それだけではありません。食事をずっとしていないので、かむ練習と飲み込む練習をするのです。医師にアゴの筋肉をチェックされたり、水を飲み込んだり。回復後、久しぶりに病院食を食べたらものすごく疲れました」(同男性)。野々村もこうしたリハビリをすることになるはずだ。

入院中は面会謝絶。医師や看護師が病室に入って来る時はビニールのガウンを来て、目にはゴーグル。マスクは二重にしている。「病室を出るたびにそれらをすべて捨てるんです。野々村さんもそうした隔離された部屋にいるでしょう」(同)

隔離された病室でやっかいなのが“退屈”だという。「ある程度回復した後、意識はあるけど自由に動けないのでかなり暇でした。スマホは使用OKだったのでしたが、さすがに飽きましたよ」(同)

それにしても野々村の症状が悪化したのが自宅療養中だったという点は深刻だ。男性は「最初から入院していたら、ここまでのことにはなっていなかったのではないか。自宅療養の問題を感じます。野々村さんには元気になってほしい」と指摘した。

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