北山宏光&中村ゆりが2人そろって「ただ離婚してないだけ」クランクアップ

テレビ東京ほかで放送中のドラマホリック!「ただ離婚してないだけ」(水曜深夜0:00)が、このほどクランクアップを迎え、柿野夫婦を演じる、主演のKis-My-Ft2・北山宏光演と中村ゆりが揃って柿野家リのビングで、ラストの撮影を無事に終えた。

本作は、結婚生活7年目を迎えた、ただ離婚していないだけの冷え切った夫婦を描いた、本田優貴氏による同名人気コミックをドラマ化したもの。夫の不倫をきっかけに巻き起こる、いつ自分の身に起こっても不思議ではない戦慄(せんりつ)の展開が話題の不倫サスペンス。

厳しい暑さが続く中、およそ2カ月にわたって行われた撮影がすべて終了し、「カット」の声がかかった瞬間、スタッフ一同より大きな拍手が沸き起こり、現場は達成感と安堵の空気に包まれた。さらに、北山と中村の2人は、撮影中にはなかなか見られなかった満面の笑みで、スタッフ陣を前に感謝の思いや撮影中の思い出を語った。

北山は「皆さんお疲れさまでした。いやー、乗り切りましたね! 一つ一つ丁寧にやらせていただいた中で、約2カ月間いろんなことがありました。撮影が始まった当時は、本当に走り切れるのかなとも思っていたんですが、終わりに近づくにつれて、寂しいなって思いが募っていきました」と振り返る。

続けて「山での撮影シーンでは、松本(拓)プロデューサーと『2年前もここ来たな(ドラマ「ミリオンジョー」の撮影で)』『また来ような』って話した思い出もあって。すごく過酷なんだけど、終わる頃には『また行きてー』って思うんですよね(笑)。よくドラマの現場で、『またこのメンバーで集まりましょう』って話になるものの、なかなか実現できないんですけど、実際に今回集まれたから、こういうこと言っていいんだなって思いましたし、また次回も皆さんと集まって一緒にお仕事ができたらいいなと思います」とスタッフへの思いを語った。

そして「今回、皆さんに支えられて役者として真剣に正隆という役に向き合うことができました。そして、自分の中でも何か一つお土産(撮影で得られたもの)を持って帰れたなと実感しています。また絶対会いましょう! 本当にありがとうございました」と感無量の表情を見せた。

中村は「本当にお疲れさまでした。結構プレッシャーを感じる役だったんですが、監督の皆さんやプロデューサーさんの情熱にみんなが突き動かされて、とにかく現場の士気が高く、自分の雑念が取れたというか、ただただ役に向き合える環境を作っていただけたことが、本当に有難かったです。大変な撮影だったにもかかわらず、こんなに幸福感を感じる現場はめったにないので、ここに私を呼んでくださったことにとても感謝しています」とコメント。

さらに「それから、北山さんの人柄によって、すごく楽しい雰囲気の現場となりました。北山さんは人として見習うところがすごく多い方でした。そして、30代最後という節目の年に、この現場でお仕事できたということに感謝していますし、女優として学ぶことばかりでした。たくさんの楽しいエピソードが残っていて、忘れられない現場になりました。本当にありがとうございました」と、北山とスタッフへの思いを述べた。

なお、本作はネットもテレ東、TVerなどでの見逃し配信の再生数が4話連続100万回を超え、早くもトータル500万回を突破。Twitterでは「キャストの演技が素晴らしすぎて見入ってしまう」「ドキドキして放心状態…」などのコメントも寄せられ、衝撃的なシーンに戸惑いながらも、今後の展開に期待する試聴者の声が盛り上がりを見せている。第1~4話のストーリーを振り返る、スペシャルダイジェスト動画(https://youtu.be/3uRi1ljDI-w)が公開中だ。

ドラマを手がける同局の松本プロデューサーは「不倫、犯罪と底辺にまで落ちた正隆ですが、最終話のラストシーンの撮影で私は涙を流しました。きっと、視聴者の方々も、最後は正隆という男を受け入れてくれるのではないかと思っております。1~4話を終えてとても多くの反響をいただきましたが、正直これはまだ序章です…。5話から『ただリコ』第2章が始まります。『最悪』に落ちたこの夫婦が更なる『最悪』の沼にはまっていきます。これからこのドラマを見ていただく方も、このダイジェストを見ていただければ5話からでも間に合います! ぜひ今後のジェットコースターのような展開にご期待ください!」とアピールし、さらなる展開への期待感をあおっている。

8月11日放送・第5話で、正隆は不倫相手の夏川萌(萩原みのり)を殺害したことを自覚し、涙が止まらなくなる。雪映(中村)は、そんな正隆を励ますとともに、妊娠したことを告白。正隆と雪映の夫婦の間には、萌をあやめたことにより異質な絆が芽生える。そんな折、萌がいなくなったことによって、騒ぎが起きていないか心配になった正隆は、様子をうかがおうと客のふりをして萌が働いていたガールズバーを訪れる。

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