コロナ禍で必要な支援が受けられない外国人労働者 人権問題都民講座で構造的な問題を問う

暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX(地上波9ch)の情報番組「東京インフォメーション」(毎週月―金曜、朝7:15~)。今回は人権問題都民講座「コロナ禍と外国人労働者 ―技能実習制度を中心に」開催についてや、様々な偏見や差別などから人権を守る思いを五七五の言葉で表現する「都民の人権川柳」募集を紹介しました。

◆人権問題都民講座 "コロナ禍と外国人労働者”

今年度3回目となる、人権問題都民講座が開催されます。

東京都人権プラザでは、今年度3回目となる人権問題都民講座、「コロナ禍と外国人労働者 ―技能実習制度を中心に」を開催します。

外国人労働者は、日本の産業を支える上で欠かせない存在である一方で、国内では、受け入れにあたって様々な問題が起きています。

不安定な雇用関係の下で働いていた外国人労働者が、コロナ禍による倒産や解雇などで失職し、必要な支援が受けられないといったケースもみられます。

コロナ禍に関連した差別など排外主義的な風潮の高まりも懸念される中で、インクルーシブで多様性のある社会を目指す方向とは、どうあるべきなのか。

講座では、特に、日本で低賃金労働の現場を支えている技能実習制度に焦点を当てます。

国際貢献という建前と、非熟練労働者の受け入れという現実から導かれる制度の構造的な問題を、ある技能実習生の軌跡を追いながら問いかけます。

講師は、子どもの貧困など様々な社会問題に取り組む非営利団体の支援にも携わっている、ライターの望月優大さんです。

8月20日(金)午後7時~9時、オンライン会議システム「Zoom」を使ったウェブ開催です。

定員は100人、応募多数の場合は抽選になります。

お申し込みは、東京都人権プラザのウェブフォーム、メールはfukyu3102@tokyo-jinken.or.jp、そして電話は03-6722-0123で、8月13日(金)までに行なってください。
多くの皆さんのご参加をお待ちしています。

関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/07/12/05.html
https://www.tokyo-hrp.jp/lecture/lecture_2021_03.html

都では、「人権川柳」を募集しています。

「都民の人権川柳」は、様々な偏見や差別などから人権を守る思いを、五七五の言葉で表現することで、「人権とは何か」「差別とは何か」について考えるきっかけとなるように募集するものです。

募集テーマは、「世界中の人々とともに生きるために」「困っている人を見かけたら」「インターネットを正しく使うために」「コロナ差別を思いやりやエールに変えて」「身のまわりの人権」の5つで、1人、1テーマにつき1作品、全5作品まで応募できます。

応募資格は、都内在住・在勤・在学の人で、8月31日(火)までに、都民の人権川柳事務局のウェブサイト、または、郵送でご応募ください。最優秀賞1点、優秀賞5点には、賞状と副賞が贈られます。

また、優秀作品は、様々な人権啓発のための事業で活用されます。

詳しくは、ウェブサイトをご覧ください。

関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2021/07/28/07.html
https://jinkensenryu.tokyo/

<番組概要>
番組名:東京インフォメーション
放送日時:毎週月―金曜 7:15~7:20
キャスター:久保井朝美、中村美公
番組Webサイト:https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/

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