ブライトンは10日に、川崎フロンターレのU-24日本代表MF三笘薫の完全移籍を発表した。
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24歳三笘は移籍金非公開でブライトンと4年契約を締結。2021-22シーズンはベルギー1部ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズにレンタル移籍となり、東京オリンピックから休暇を経て、チームに合流する予定だ。三笘は川崎Fの下部組織出身で、2019年のカップ戦でトップチームデビュー。通算64試合に出場し30得点を記録し、2020年にはチームをJリーグ優勝に導いた。
ブライトンのスポーツディレクターを務めるダン・アッシュワース氏は、「日本で数シーズン活躍してきた薫と契約できてうれしく思う。彼の成長の一環として、サン=ジロワーズにレンタルすることとなった」言及。「彼がヨーロッパサッカーに慣れ、異なる環境で自分を試すためだ。以前から注目していた選手だから、来年の成長が楽しみだ。ベルギー滞在中も注意深く見守っていきたい」と伝えた。また三笘も、川崎Fの公式HPでコメントを残している。
「このたびブライトンに完全移籍することになりました。川崎Fはサッカーだけではなく人として成長させてくれたクラブであり、さまざまな思いがありますが、プロサッカー選手として常に向上心とチャレンジの想いを持っているために今回の決断となりました。このクラブには感謝の思いしかありません。僕も先輩たちに続いて世界の舞台で結果を出すことが、川崎Fというクラブを世界に知ってもらえる、そしてクラブの発展につながると思います」。
「プロになって等々力でプレーして、スタジアムの熱気を肌で感じてすごく高ぶるものがありました。コロナ禍の影響で、サポーターの皆さんの大きな声援の中で一緒にプレーすることはできませんでしたが、皆さんにはいつも温かい雰囲気と大きな拍手で後押ししてもらいました。ありがとうございました。チームメイト、スタッフ、そしてたくさんのサポーターの皆さんに支えられてここまで来ることができました。川崎Fで学んだことを生かし、これからサッカー選手としてもっともっと成長していきたいと思います」。