井岡一翔が9月1日にV3戦 “ドーピング騒動” ひと区切りで決戦のリングへ

井岡一翔が再スタートを切る

プロボクシングの志成ジムは10日、WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(32=志成)が9月1日に東京・大田区総合体育館で3度目の防衛戦を行うことを発表した。同級2位のフランシスコ・ロドリゲス・ジュニア(メキシコ)と対戦する。

一翔は昨年大みそかに田中恒成(畑中)を8回TKOで下して2度目の防衛に成功。しかし、その試合のドーピング検査で禁止薬物の陽性反応を示したとされ、騒動に発展した。

日本ボクシングコミッション(JBC)が設置した倫理委員会の調査では「違反は認められない」と認定されるも、その後の調査でJBCの管理体制などの不備が発覚。先月2日には永田有平理事長から謝罪文が手渡され、一翔は「スッキリ解決したという気分ではありませんが、一つの区切りとして受け入れたいと思います」と話していた。

〝ドーピング騒動〟に終止符を打ち、防衛戦も決まった一翔。あとはリング上で最高のパフォーマンスを披露するだけだ。

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